
あなたのお店の強み(売り)は何ですか?と聞かれたら、どう答えますか?
- 最新の機械を導入して最先端の治療を行えること?
- スープにこだわったラーメン屋であること?
- 無添加化粧品を扱っていること?
色々あると思います。
そして、実は、多くの方が勘違いしていることでもあります。
今回は、あなたの「強み」を正しく認識して、売上アップにつなげていこう!ということでお送りします。
強みとは「ユーザーにとっての明らかなメリット」のこと
おそらく世界で一番有名な「強み」の表現として、ドミノピザがあります。
「ほかほかで焼きたてのピザが30分以内にお宅に。もし着かなければタダ」
わかりやすい!ですよね。
具体的な「30分以内」という時間。
ほかほか焼き立て。
時間が過ぎればタダ。
注文する側からすると、非常にメリットがわかりやすいですね。
このように、強み=ユーザーのメリットです。
しかもわかりやすいことがとっても大切。
よくやりがちなミスは、専門用語を使ったり、ユーザーのメリットではなく、商品のスペックを語ってしまったりします。
事実、「強み(売り)」のことも、マーケティングのプロの人たちは、「USP」と言います。
でも、馴染みのない方にとっては、「USP?なにそれ?難しそう!」ってなりますよね。
あなたのお店でないといけない理由は?
実は、ほとんどのお店は必ず、強みを持っています。
きっと、あなたのお店にも、お得意様や、よく来て下さるお客様がいらっしゃるはず。
では、その方はなぜあなたのお店を選んでくださっているんでしょうか?
価格?雰囲気?スタッフ?他のお店にない商品?
色々あるでしょう。
ですが、必ずあなたのお店でないといけない理由があります。
これがあなたのお店の「強み」です。
お得意様なんかに聞くと一番早いですね(笑)
教えてくださる方がいれば、ぜひ聞いちゃいましょう!
とはいえ、聞けない方や、聞くのが難しい場合もあると思います。
そこで、強みを発掘する方法をお伝えします。
今すぐ強みを考えるための8つの質問
では、具体的にあなたのお店の強みを考えてみます。
難しいことはなく、頭を柔らかくして考えてみてくださいね。
コーヒーでも飲みながら♪
ではスタート!
1.なぜあなたのお店は既存のお客様に選ばれているんでしょうか?
直接聞けるなら聞いてもいいですね。
これまで頂いたお客様の声から抽出してもOKです。
ただ、注意していただきたいのは、お客様は、直接聞かれた場合、「よりよい答え」を答えてくださることが多いんです。
これは、人間関係というもの上に成り立つ以上、仕方ありません。
あくまでも、一つの参考材料として捉えて、全てを真に受けないようにしてください。
2.あなたのお店に来るお客様は、何に対して悩まれていますか?
これも大切。
基本的に、商品・サービスの購入は、何かに悩んでいるからです。
嗜好品や超高級品はちょっと違いますが。
お客様に共通する悩みごとを洗い出すと、自ずとその悩みを解決するために、あなたが提供できるものが浮かんできます。
特に、「夜も眠れないほど」の悩みを抱えているものは、強力な強みになります。
3.あなたの商品やサービスは、「2」の悩みについて、どんな効果がありますか?
薬事法などはひとまず無視して、あなたの商品やサービスは、お客様の悩みを
■どのような理由・背景で(あなたの商品・サービスでないといけない理由。お医者さんの言葉とか資格とかもいいですね)
■どんな経過を通して(毎日の生活の中でどんな感じで利用するのか)
■どのように解決できて(どう改善されるのか)
■その後どう変わっていけるのか(明るい未来へのイメージ)
の4点を考えてください。
できれば、身近な人にプレゼンしてみると、より良いかもしれませんね。
4.もう一度「なぜ色んなお店がある中で、あなたの商品やサービスを選ばなければいけないのか?」
3つの質問について考えたことで、よりイメージしやすくなると思います。
つまるところ、この質問4が、あなたの「強み」を引き出すための質問なんですね。
選ばれるのには理由があります。
ただ、選ばれている理由をきっちり把握できているか、というと、できていないお店の方が、経験上多いです。
私がコンサルしているお店も、一部のお客様に溺愛されていましたが、ご自身の強みははっきり把握しておらず、チラシなどの文言は、的外れなことを書いていた時期があります。
ちょっとしたきっかけで変わるもの。
ぜひ、あなたのお店の「強み」を、この機会に考えてみてください。
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